全軍通達!

 

Alliance(企業複合体)に所属していると時たまCTA(Call To Arms)というものが発令されます。これはAllianceに所属しているすべての企業と個人に対して、あらゆる行動を中断して集合し、軍事的行動に移ることを強制するものです。ちょっとアレな喩えですが、いわゆる赤紙みたいなものですね。
とはいってもゲームなんで、実際は行かなくても大丈夫なんですが、CTAが発令される際はふだんではお目にかかれないような規模の戦闘が発生したりするので、そういうのが好きなひとは心待ちにしていたりするイベントです。
CTAの目的とは、Alliance単位での軍事行動を達成することです。Alliance単位での軍事行動にはいくつかの種類がありますが、おおまかにいって、ある太陽系の領有権の奪取ないしは防衛、造船拠点の奪取ないしは防衛、敵対勢力への純粋な嫌がらせ、同盟関係にあるAllianceへの戦力援助、等々があります。
作戦内容は敵対勢力のスパイによる情報漏洩を防ぐため、実行まで秘匿とされることが多く、われわれ一兵卒はとりあえずこの船をこういう仕様にして用意しておけよ、集合場所はこの太陽系の第四惑星のステーションな、というような赤紙(ゲーム内メール)に従って集合し、戦いに身を委ねることになります。

さて先日のこと、以下のようなメールが送られてきました。

Short notice CTA
From: Nik W
Sent: 2013.04.14 05:12
To: Nexus Fleet,

At 12:54 eve time, the final timer for I-1B7X comes out. Form up early.

I’m told that a fight is very likely, and the enemy may bring caps or better.

I can’t be on – if an FC can coordinate with Targamarr, please do your best to bring numbers to this fight. If a Titan pilot can be on to bridge the boys over to SP that would hep greatly. FFS don’t fail jump.

Get cynos in place early as well.

Sorry for the short notice – do what you can.

簡単に訳すと、
「本日12:54(日本時間21:54)、太陽系I-1B7Xにおける領有権主張ユニットの防御フィールドが無効化されるので、Nexus Fleetの諸君は事前に集合(どこにだよ?)し、戦闘に備える(どんな船でだよ?)こと。なお、同盟軍からの通達で、空母級か、それ以上の戦艦による大規模戦闘が発生する確率が非常に高いとされている。私は参加することができないが、フリートコマンダーの諸君がもしTargamarrと協力し、指揮することができるならば、最善を尽くして任務にあたること。タイタン級パイロットによるジャンプブリッジ展開が可能であれば、作戦は容易なものになるだろう。その場合、サイノシュアル・フィールド展開が必要になるため、サイノパイロットは事前に拠点システムへ移動しておくこと。
ごく簡単な通達となってしまったが、最善を尽くして任務に当たれ。」
というようなことが書いてあります。

正直なところ、この文面だけではいったいどのような規模の任務であり、搭乗する船はどうすればいいのか、集合地点はどこなのか、という情報がなく、動きようがありません。おそらく12:54という時間はヨーロッパ圏内ではお昼過ぎであり、社長であるNik Wは彼女とランチでも取る予定なのでしょう。私はしばらく静観したのち、CTAの動きがないことを見て、フリートを編成し、何はともあれ太陽系I-1B7Xへ向かうことにしました。

作戦はつつがなく進行しました。太陽系I-1B7Xまでは22Jumpの距離にあり、敵対勢力と相対する可能性は充分にありましたが、斥候のすばらしい働きのおかげでスムーズに進軍することができました。また、Furious MinotaurというNexus Fleetの若いフリートコマンダーが補佐官として動いてくれ、友軍とのコンセンサスや連携について指示してくれました。いざI-1B7Xに進入してみると、そこはひとつしかスターゲートのないたこつぼ状の太陽系で、接続する隣の太陽系にひとり歩哨を立てれば安全は確保されたようなものです。友軍はのんきな顔でドレッドノート級戦艦をシージ・グリーン状態(*1)にし、領有権主張ユニットをばかばか撃っています。一度、所属不明の、おそらくサイノシュアル・フィールド展開用のフリゲート艦が進入しようとしているという報告があり、戦闘に備えましたが、友軍機であることが報告され、なんとも肩すかしを食らったような気分で任務を続けました。一時間ほど領有権主張ユニットへの攻撃を続け、撃破を確認したのち、来た航路を戻ってホームシステムへ帰還することができました。
表面上はつつがなく進行したCTAでしたが、始めてフリートコマンダーをやってみた身にしてみれば、非常に苦労する仕事でした。なにせ指示と報告をすべて英語で、それも口頭でやらなければいけないし、状況が安定して場が静まったら静まったで、冗談のひとつでも言って笑わせないと落ち着かない。かといって日本人も半数ほどいるので、つねに通訳のような感じで、おなじことを二度言わねばならない。しかし、なんにせよもっとも嘆かわしいのは、Nexus Fleetは僕に対してビタ一文の報奨金も支払っていないという事実であり、この点について私は社長に断固抗議しているのですが、社長は彼女とランチに行くのが大好きらしくなんの返事もないのです。
非常に腹立たしい。
俺も彼女とランチに行きたいです。
(*1)シージ・グリーン状態 – ドレッドノート級戦艦に搭載できるシージ・モジュールを起動した状態。シージ・グリーン状態は、いわば攻城戦における大砲のようなもので、推力をすべて砲塔への電力に回すことによって攻撃力を飛躍的に増加させることができる。シージ・モジュール展開中はその座標から動くことができない。通常の戦艦における攻撃力の理想値はDamage Per Secondsで800程度だが、シージ・グリーン状態のドレッドノートは5000である。
ちなみにキャリアー級戦艦においては類縁のモジュールとしてトリアージ・モジュールがあり、こちらはすべての推力を修復モジュールの電力に回すもの。破損した宇宙ステーションの修復などに利用される。

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