危険な道
Eve News 24 より – FIDDLER’S EDGE: 危険な道
By Mord Fiddle | Jul 8th 2013 7:54AM
(原文はこちら)

 

Z9PP-H での戦闘はノードクラッシュによって中断されてしまったけれど、あの戦闘はcapital 艦が実際の戦闘に参加した、まれにみる戦闘だった。また両軍ともに、capital/super capital によるバックアップ艦隊を用意してあり、戦闘への参加に備えて待機していたとのことだ。

Z9PP-H にいたパイロットの数、TiDi(*1) の状況を考えると、どちらの陣営もバックアップ艦隊を投入しないと決断したとしても驚くことではない。CFC は、 TEST 陣営の capital 艦のロスの数を根拠に、自分たちの勝利を宣言した。さらに言えば、ノードがクラッシュしたまさにその時、TEST の caplital 艦隊は CFC のバブルに捕らえられていて、危機に直面していた。

しかし、バブルに捕まった TEST の capital 艦隊の危機を根拠に、ノードクラッシュが TEST/PL/N3 陣営の危機をを救ったと言うべきではない。実際、真実はおそらく逆だ、と信じるに足る理由がいくつかある。

僕が以前、いくつかの記事に書いたように、大規模な SOV をめぐる戦いでは、一方の陣営がsuper capital による優位性を相手に譲り渡した時に勝敗が決まる。一方の陣営が、super capital を使う必要があるにも関わらず、そのリスクを嫌うようなったとき、もう一方の陣営は相手を簡単に倒すことができる。super capital による優位を明け渡した側が後退する中、いくつものソーラーシステムに渡って SBU を設置し続けることによって。信頼出来る super capital 艦隊の援護なしでは、彼らの sub capital 艦隊は事実上役に立たない。

これまでのところ、CFC 対 TEST/PL/N3 (以下 TPN)との間の戦争では、両陣営共に、reinforce 明けの戦闘に大規模な capital/super capital 艦隊を投入することに慎重だった。Z9PP-H の戦闘ではTPN は態度を変え、CFC の capital / super capital 艦隊を全面対決の場に引きずり出すために、相当数の capital 艦隊を戦場へ投入する覚悟を決めている兆候が見られた。
これは、もしCFC が彼らの capital / super capital をすべて投入してきたとしても、TPN が capital/super capital 同士の消耗戦に勝つ自信があるということだろう。もしくは、super capital を落とされ、ぎりぎりであったとしても勝利を収められればいいと思っているのかもしれない。

Z9PP-H の結果がでていたとしたら、僕らは、ベイトになっている capital 艦隊を攻撃し、その後すぐさま他のプレイヤーも戦場に投入してノードを十分なだけ遅くするという戦術を、CFC が採用するところを見ることになったかもしれない。この場合、TPN にとって、バックアップの capital 艦隊を投入することが高いリスクになる。
‘ノードを遅くすること’ は、Drone Russian Federation との戦いにおいて、旧 Northern Coalition(*2) によって用いられた、よくある戦術だった。Goonswarm はその教訓を決して忘れることはないだろう。
しかし、この戦術は裏目に出ることがあるものでもある。もし CFC が、敵の capital 艦隊の攻撃地点を予期できなかったら、もし彼らが複数の場所を同時に攻撃したら(CFC がノードを遅くするために十分な数のパイロット達を事前に用意できない可能性がある)、または、もし CCP がノードの処理能力を効果的に増強できたら、ノードには TPN のバックアップ艦隊を戦場から遠ざけておくために十分な性能の低下が起きないことになる。

もし TPN が Black Legion の例を踏襲し、capital 艦隊を積極的に投入し始めたら、CFC は、それに対抗して彼らも capital 艦隊を投入するか、Fountain の侵攻拠点を放棄するかの2択を迫られることになる。前者の場合、CFC は今回の侵攻の結果を左右することになるかもしれない一連の大規模な戦闘に全力を尽くさなければならなくなる。もし、CFC が彼らの Fountain 侵攻拠点をあきらめるのであれば、TPN が CFC の領土へ侵攻し、Mittanigrad(*3) へ押し寄せることになるだろう。その間、CFC は時間稼ぎができ、外交的な策略によって敵を混乱させる、分断するといった試みを行うことができるかもしれない。しかし、Fountain からの撤退は、弱腰と見られ、また CFC の super capital 艦隊はリスクを取って敵と正面から交戦することができないと認めた、と見られるかもしれない。

CFC の現在の状況は皮肉なものだ。彼らの外交政策は、 nullsec における technetium の重要度の上昇以降、CFC に脅威を与える可能性のあるあらゆる組織を排除することのみだった。この政策は、CFC に新たな安定期をもたらすはずだった。自分たちの領土に安住し、nullsec に新たなエコシステムを構築する。これにより、New Eden の隅々にまで彼らの影響力を及ぼすようにする。しかしながら、CFC にとって脅威となる可能性のある組織を排除する、または弱体化するという彼らの試みは、彼らの敵も作りだしてしまった。これは彼らが最も恐れていたことだ。この彼らの敵が CFC を追い落とすことに全力を賭けているのだ。

CFC の、Fountain の月資源を確保するという作戦は停滞してしまった。おとなりさんの金のなる木を独占することはできず、CFC の指導部は十分に武装された、よく組織化された敵と、CFCの家の目と鼻の先で対峙している。CFC の外交政策が収益の先細りを招いてしまったため、今回の侵略とその後にもたらされるたくさんの厄介事を避けたいのなら、CFC はこの戦いに武力によって勝たなくてはならない。CFC の super capital 艦隊は危険な道に踏み出さなければならない。そうでなければ、死あるのみだ。

- Mord Fiddle


訳注

  • *1 Time Dilaton (時間の遅れ)

  • *2 現在の Northern Coalition. (NCdot) ではなく、旧 Northern Coalition を指していると思います。

  • *3 昔、そんな名前の outpost があったようです。ここでは、”Goons のホームシステム” という意味で使っているものと思われます。

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One Response to “危険な道”

  1. Your Name, 返信

    CFCは敵を作りすぎたように思えます
    第一排除といっても死んで終わりではなくゲームですから復讐心に燃えたPCが生まれて行くだけでしょう
    MittanigradはStalingradをもじってつけたのでしょうが、遊びとはいえ安易につけるべきでないあまり笑えない悪ふざけです
    刺激的な物を求める好奇心、冒険心を大事にしてきたのは分かりますが、その踏み台にされたPC
    にとっては決してぶれない憎き標的でしょう
    モチベーション、相手を倒すという熱量の差でCFCは気持ち負けしていると思いますね

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