今もこれからも…
Eve News 24 より – EVE ONLINE: NOW AND THEN…
By Red Orchestra | Sep 11th 2013 8:27PM
(原文はこちら)

EVE Online — それは数百ものパイロット達が一度の戦闘でぶつかりあうゲーム。それぞれのパイロットが違いを発揮できる場所。よりよく連携された個々のパイロット達が New Eden の地図を塗り替えられる場所。手短に言うと、EVE Online とは数のゲームだ。このゲームプレイスタイルは、ゲームデザイナーによって意図されている。そういった意図の元、彼らはゲームを設計している。でも、EVE は 4,000 ものパイロット達が一同に介して、ひどいラグのなか撃ちあうだけのゲームじゃない。EVE は、一人のプレイヤーがターゲットを指定し、残りの 3,999人がただ F1 を押すだけのゲームじゃない。

過去のEVE Online にはもっとたくさんのものがあった。

sov 戦争がこのゲームの重要な要素であり、ほとんどすべての艦種が使われるような、数々の驚くべき戦闘を生み出す一方で、小規模 PvP というすばらしいものも存在した。

以前の null sec は、ローミングフリートであふれていた。5 – 6 人のパイロットで構成されたフリートが null sec のいたるところをローミングしていた。高価な PvE 用の船に載っている不幸なパイロット、小規模のゲートキャンプ、他のローミングフリートといったものを探し求めて。とても楽しいひとときだった。その辺をうろうろして、同じようなことを企んでいる他のフリートとやり合うことができた。ステージングシステムまで出かけて行って、そこの守備隊とやりあい、数隻の船を沈めてから逃げてくるといったこともできた。3 – 4 のローミングフリート同士がぶつかるなんてこともあった。もし誰かにどんなものが”とびきりの PvP”だったの? と聞かれたら、僕は間違いなく”小規模 PvP” だと言うだろう。これこそが、個々のパイロットのスキル、船の飛ばし方が勝敗に関係してくる類のフリートだ。これこそが、個々のパイロットが違いを発揮できるフリートだ。

最近の EVE では、ローミングフリートは希少な存在になってしまった。小規模フリートでローミングする勇気あるパイロット達がいたとしても、彼らはまったくキルがとれないか、轢き殺されてローミングを終えるのが関の山だ。こういったグループはごく少数で、彼らはすばらしい動画をポストしてもいるけど、彼らのように飛べるようになるまでには数ヶ月を要する。君がローミングフリートを見つけたとしよう。そのフリートは確実に5人を超える人数で構成されているだろう。だいたい 20 – 50 人で構成されていると思う。なぜこうなってしまったのか、掘り下げてみよう。

Jump Bridge によるネットワークと Cyno — これらは sov を保持しているすべてのアライアンスやCoalitionが躍起になって構築している。Jump Bridge と Cyno Generator が導入されてから、これらの要素はロジスティクスに関して多大な貢献をしている。これらはまた、いくつかの要素をひどく簡単にし、リスクを嫌うように仕向けてもいる。まず最初に、これらの要素は”PvE艦を捕まえる”ことをより難しくしている。普通に Stargate を使って移動するときよりもね。もちろん、100%安全になっているわけではないんだけど、PvE 艦を捕まえるのはより難しくなった。これによって、null sec の奥深くまでローミングしようという意欲が少々削がれてしまっている。Jump Bridge はまた、防衛側に多大なアドバンテージをもたらしている。Jump Bridge を使うことによって、ローミングフリートを捕まえることが簡単になった。防衛側が、数に勝るフリートを編成した後にまずやることは、ローミングフリートを追いかけまわして防衛側のシステムから追い出すことだ。その後、Jump Bridge を使って先回りし、ゲートキャンプしてローミングフリートを捕まえるんだ。脱出するチャンスもなく、ほとんどのローミングフリートは戦闘を楽しむ前に虐殺される。

Cyno Generator と Jump Bridge は、Jump Freighter や Capital の安全な航海にも寄与している。ほとんどの Jump Bridge や Cyno Generator が置いてある POS は厳重に武装されているので、Jump Bridge にいる Capital 艦を Cruiser で構成されたローミングフリートで沈めるのは非常に困難だ。単にタックルしようとするだけども、ちょっとした準備が必要だ。あらかじめ、特定のパイロットをクローク状態で POS の近くに配置し、ターゲットがやってきたら、タックルし、forcefiled の中に入り込まないように注意してなきゃならない。POS から銃撃される一方でね。それに、まさにその Jump Bridge から防衛フリートがやってくるかもしれないことを常に気に留めておかなくちゃいけない。

以前は、みんな Cyno Alt を使っていて、高価な艦を移動しようとしている経験の浅いパイロットを見つけることはもっと簡単だった。

Jump Bridge によって、主にロジスティクス面において、null sec を開拓するのが容易になったのは認めるけど、一方で null sec の人口を減らしてもいるんだ。最近ではみんな一つのシステムに集まり、Ratting やそれ以外のことをするために他のシステムに行かなきゃならない場合は Jump Bridge を使って移動し、用事を終えたら返ってくる、ということをしている。こういったやり方によって、ステーションがある多くのシステムが無人のままという状態になっている。

僕は、数の力で押すプレイヤーを避難しているわけじゃない。彼らは小規模の PvP を楽しむプレイヤーではないというだけだ。グループを構成しようとすることは人間の本能だし、いくら他人の考え方を変えようとしても、人々はグループを作る方法を見つけるんだ。こういったプレイヤー達は、単にゲームデザイナーによって提供されたツールを使っているに過ぎない。CCP こそが、小規模のグループによる楽しみを拒否している者として非難されるべきだ。CCP が何か機能を追加しようとする時、CCP の開発チームはユーザーによって作られたツールを取り入れるようなことを一度たりとも検討してこなかった。僕は、すべての Coalition が運用しているような Intel チャネルのようなものさえ、CCP は考えもしなかったんじゃないかと思っている。彼らは、スカウト用 Alt が領土の入り口となるシステムに常駐して、敵性の情報を In Game Browser 用のツールを使って報告するなんてことを一度も考えたことが無いんだろう。ここ最近実施されている、船の性能調整のいくつかは “数による力押し専用! 他の用途には使わないように!” って明確に言っているしね。

- The Red Orchestra

P.S.
そしてもし小規模 PvP が追いやられてしまうなら、ソロ PvPer はどんなにがっかりするだろう。開発チームは、Off Grid Boosting(*1) が、ソロ PvPer が持っている唯一のアドバンテージだってことを忘れて、これをゲームから取り除こうとしている。Matari Exodis 所属の Logan Durandal の言葉を引用しよう。”ほとんどのパイロット達が、2倍の数の差や ECM 艦の助けなしでは交戦しようとしないような状況では、リンクボーナスの存在が数による差を少なくし、交戦機会を増やすことに貢献している。”


訳注

  1. フリートメンバーにボーナスを提供できるようなスキル・船に乗ったキャラとフリートを組み、ボーナスを提供するキャラはSafe Spot かなんかに待機させておいてボーナスだけ得る、というヤツですね。
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