煌々と燃えさかる西の空

A Blaze in the Western Sky

原文

―Wurmによるインタビュー

 Rooks and Kingsはチャットでの会話に応じることはあまりないが、今回、RnKのFCであるLord Maldororと、パイプボム戦法、FountainやChernobylといったテーマについて話すことができた。ちょっとしたビデオも用意してある。

-最近のFountain Warではたくさんのパイプボム戦法(*1)が用いられたようだね。すこしパイプボムについて教えてくれるかい?

私が思うに、こいつは本来の意味でのレールガン(列車砲)だ。タイタンが砲台、私たちパイロットが弾丸。藪から双眼鏡で目標を見つけるのはSkrubs、Marillio Lurkといった、目標のフリートにゼロ距離でサイノを挙げるディクターパイロットたちだ。そういう意味では、エイジ・オブ・エンパイア(*2)に出てくるオールドファッションな大量破壊兵器みたいなものだよ。

実際にこの戦法を見てもらうために、ビデオを作ってみた。720p、1080pでごらんください。

このビデオでは、サウンドクラウドに落ちてた音声が使われているけど、これはパイプボム戦法のもつ威力をよく示している。ただ、向こうさんのFCをやっていたMr.Veeは、ちょっとした災難に遭ってはいるけど、ゲームが始まって以来の最も優れたFCのうちのひとりであることはまちがいないよ。

-戦争では、両陣営をターゲットにしていたって本当?

ああ、戦争の結果については興味がなかったからね。結果的にCFCを狙うことが多かったけど、それはCFCが戦地において支配的だったからさ。実際に目標を攻撃するときは、基本的にBlack Opsを用いたパイプボム戦法を用いた。たとえばこういうのとかね。
Black Opsによるパイプボム用のfitは、ふつうのBSのものよりもすこしEHPが低い。じゃあどうしてBlack Opsなんか使ったんだって言うと、戦線がものすごい速さで動いてて、いい位置にタイタンを置くことができなかったからさ。このことは、CFCがいかにすぐれた電撃的攻勢をとったかという事実を示している。

それでも、CFCや、http://rooksandkings.com/killboard/index.php/kill_related/44512/
そのお相手も、http://rooksandkings.com/killboard/index.php/kill_related/44427/
われわれによってドロップされつづけた。

-どうもこの戦法でたくさんの船が落とされたようだね。戦争で戦ったフリートのメンバーたちは、ぶじに家に帰れるか、それともパイプボムでやられるか、心配だったんじゃないかな。

「様々な」要素が絡んでいるからね。こういう大きな戦争になると、フリートは大きくなるものだ。そして大きなフリートほど、ひとつの形に縛られてくる。この戦争の以前にも、いろんな勢力を相手にしたけど、それは我々がどの陣営も支援しなかったからだ。これはだいたいの数字だけど、戦時中のわれわれのロスは16隻、キルは970隻にのぼる。16隻のロスはだいたい8Bilくらいの損失だけど、与えたiskダメージはその十倍で、ようするにかなりうまくいった。これはオペレーションや、それ以外の巨大なフリートに対して行われた行動のみを計上したものだ。
いろんなひとが集団での行動、コアリション単位での大騒ぎに荷担しているけど、この結果は少なくとも、20人程度のフリートがNullsecの巨大なフリートに対して何かできるということの証明になるんじゃないかな。もちろん、個人的にはやらないけど、ゲリラ戦法、たとえばクロークでのキャンプとか、Rattingしてるキャリアーを狩ったりとか、そういうフリートも素敵だと思う。(たまにうちのアライアンスのメンバー達がやってるようだしね)

核心のところを言うと、RnKはフリート殺しの機械だ。そのために必要な道具はすべて使う。もしいつの日か、われわれのような小さなグループでは何もできないということになったら、ドアを閉じて去るか、数千人のひとびとを集めてなにかするだろう。まあ、そういうことになったら、もうEVEはほんとうの意味での「サンドボックス」じゃないってことなんだけどね。

―Fountainでパイプボム戦法をするにあたって、いちばん難しいところは?

目標のフリートにゼロ距離で横付けするところ。ただFountainでは、一度も失敗はなかったけどね。私たちのサイノから逃れたフリートはいなかった。百発百中、ってところかな。

あとは、サーバーかな。こいつがラグを起こさなかったら、もうすこしキルが取れたっていうことは何度もある。大きなフリートの目の前にドロップすると、ラグのためにモジュール起動の挙動がおかしくなるんだ。それがなければね。それでも、全体の三分の一から半数を失ったフリートは、撤退してもういちど立て直すことになる。

―Fountainでは、もっと伝統的な戦法、たとえばトリアージArchonなんかで戦うことはあった?

うん、FactionもののBattleship、トリアージ、それに伴うホットドロップ戦法はなんどか試すことはあった。パイプボム戦法より回数は少なかったけどね。実際、いまこのインタビューを受けているけど、ついさっきCFCのMegathron艦隊とやりあってきたばかりさ。Vindigatorや、Navpocsなんかを使ってね。結果的には勝利したけど、戦果はCFCの「バルチック艦隊」のMegathron数隻を落としたのみ。どちらもちゃんとしたLogistic部隊がいたし、たとえVindicatorを使おうとも、数が足りなければ撤退するしかなくなる。

コアリション規模のフリートの目の前に、Vindicatorをドロップして、ぎりぎりのところでアーマーを修理して戦う。こいつは楽しいよ。古い時代の戦いを喚起させるものがあるね。こういうフリートはいまでは珍しくないけど(HBCのようなコアリションですら、Navpocをドクトリンに採用してたよね)、ものすごくハイリスクだし、度胸試し的でもある。ほとんど中毒になりそうなくらいさ。もちろん、こういう戦い方は、もう「ユニーク」じゃないんだけどね。

―RnKは、最近オフ会を開いたんだって?

ああ、Fountainの戦争中にね、Marillioがドイツで開いたんだ。楽しかったよ。

いつの日か、RnKのみんなをつれて、チェルノブイリに行きたいんだ。あの場所は、ほとんど黙示録的なまでの憂鬱さでいっぱいだと思う。RnKのもつ魂と美学にぴったりだと思うんだ。それから、たぶんガイガーカウンターを使うスカウト行動の練習にもなるし、がらくたをあさっていくつか骨董品も見つけられると思う。もしあの巨大な石棺へのいいルートが見つけられたら、28dayslater.comにでもアップロードするつもりさ。

―「伝統的な」RnKの戦法、つまりトリアージArchon、Logisticといったものを駆使した戦法か、あの無慈悲なパイプボム戦法。きみはどちらが好みなの?

Rooks and Kingsはいつも紳士であろうとしているけど、それと同時に、インターネットの闇の部分にうごめく、無政府主義者のあつまりでもある。きみもEVEのプレイヤーなら、わかるだろ――このゲームの芯まで染みこんだ無慈悲さが。無数の人々と無数の言語、レイプのための檻、ピラミット式の権力構造。最近、こういうものが、政治的に正しいはずの「文化」にすこしずつ押し寄せつつあることに気づいたんだ。たとえばGrath Telkinがカンカンになって書いたメールがタブロイド誌に掲載される。強迫観念にとらわれた有名人を祭り上げているんだ。それに、フリートにポルノを張るメンバーがいたら通報するように命じられた人々もいる。男も女も、どのリンクをクリックするか選ぶ権利があるはずなのにね。(もちろん、言ってしまうけど、いわゆる地雷(*3)はいっぱい埋まってるよ、コアリション単位のフリートになるとね)

それでも、ゲームバランスは素晴らしく改良されてきたし、「政治的に正しい文化」もその新しいメカニクスに順応しようとしている。平等主義の考え方においては、あらゆるものは他のすべてのものと等号で結ばれなくてはならない。もちろん、文句を垂れるような人間ともだ。そういうわけで、ゲームシステムは、測量することを拒むほどに壮大で、謎に満ちた山脈であるよりも、大衆に迎合したわかりやすいものに変化していく。すべてのものにはラベル付きの応戦のやりかたが書いてあり、それに従って応戦してきた相手のフリート構成にも、もちろんラベル付きの応戦のやりかたがある。この無限につづくとも思われる円環のなかで置いていかれた戦法がひとつでもあれば、そいつはバフされなくちゃならないし、バフされなければ、そのへんの掲示板で暴れるやつが出てくる。

もちろん、いずれにせよ、Rooks and Kingsはつねに最良の道具を選択しつづける。それがわれわれの核心だからね。ただ、パイプボム戦法は――その戦法の特質上において――ラベル付きのどんなフリートに対しても、アンチであり続ける。Titans, Dictors, BattleshipsとSmartbombsは、2006年からずっとゲームシステムに組み込まれていた。ゲーム内でバフされたわけでもなければ、パッチノートにアンダーライン付きで書かれていたわけでもない。こいつは組み立てられた武器だ。なぜなら、EVEにおいては、望むものなら何だって組み立てることができるから。

 

(*1) スマートボムによる戦法。敵性フリートのワープ先にバブルを展開し、その表面にサイノを置き、フリートのワープを確認したらホット・ドロップし、スマートボムによる強襲を行うもの。ワープ終了時のフリート全員の位置がおおむね10km以内の位置に収まるというゲームメカニズムを利用している。
(*2) Age of Empires、いわゆるAOE。古いRTS。
(*3) いわゆる精神的ブラクラ。

 

Eve24の記事でもなければ、agurina先生の翻訳でもありませんが、おもしろい記事だったので訳してみました。大意は合ってるとおもいますが、あまりあてにしないでください。--ROLLSTONE

このエントリーをはてなブックマークに追加

2 Responses to “煌々と燃えさかる西の空”

  1. Doguu, 返信

    タイタンが砲台、私たちパイロットが弾丸・・・私もその戦法を喰らってアーコンが爆散しました。相手側にはCOOLとか言われつつ講義まで受けてしまいました(^^;)

  2. stepkun, 返信

    thx FC
    Rooks and Kingsは目指すべき方向性の一つだと思うし、目指してもらいたい

Leave a Reply