MIGHT BE A LONG WAR
Eve News 24 より – SERAPH IX BASARAB: MIGHT BE A LONG WAR
By Seraph IX Basarab | Dec 8th 2013 2:09PM
(原文はこちら)

“Halloween 戦争” (*1) は、AAASolarBlack LegionDarkness、他が EVE 内で 3 番目の大きさとなる Coalition を結成したときに始まった。この Coalition の結成は最も理にかなった決断だったにも関わらず、ほとんどの人々にとって驚きの行動だった。この行動に対して、 N3 は AAA のステージングシステムである GE- を攻撃することで応じ、”Halloween 戦争” が始まった。戦争の開始から一ヶ月以上が経過したが、Nullsec の地図にはまだ大きな変動は見られない。これまでのところ、いくつかの特筆すべき損失、PL の Titan、70 隻以上の BL の Dread、両陣営の様々な Capital、Super Capital 等、があった。GENTS は北部から侵攻することによって、N3 を分断するという素晴らしい仕事をやってのけたが、これも Insidious Empire の働きによって元の状態に戻されてしまった。重要な戦果はおそらく N3 が Jump Bridge を失ったことだろう。N3 側は、その戦果が敵陣営によって過大評価されていると主張しているけどね。
当然、両陣営共にこれからシステムの SOV が移動するたびに、それが極めて重要な勝利または取るにたらない損失だと喧伝するだろう。(*2)

すでに多くの EVE 関連メディアで情報が提供されているので、これまで起きたことをおさらいする記事にするのではなく、今までに起きたことを元にしてこれから戦争がどうなるのかを考察したいと思う。僕が感銘を受けたことの一つは、N3 の危機に対する対応力だ、DTF と CFC 両方が相手では、赤子の手をひねるように簡単に N3 は負けてしまうと多くの人びとが予想したはずだ。実際は、N3 は思っていた以上によく統率されているようだ。もちろん、N3 は DTF Coalition よりは成熟した組織だけど、それでも CFC は簡単に彼らを銀河の片隅に追いやることができると思われていた。

今のところ、その予想は間違っていたようだ。僕は当事者じゃないけど、でもこの戦争がなるべく長く続いて欲しいと思っている。平和な EVE なんてつまらないし、僕も記事にすることがなくなっちゃうからね。僕は N3 が今ちょうど円熟期にある、成功を収めている偉大なクラブを保持していると考えている。そうじゃなければ、DTF は簡単に彼らをいなし、打ち負かすことができるはずだからね。そのクラブとはもちろん、N3 の大規模 Super Capital だ。NCdotPL を合わせると、EVE 内で最大のうちの一つ、いやもしかしたら EVE 内で最大の、 Super Capital フリートを保持している。CFC の全資産を集めれば、おそらく彼らは同程度の規模の Super Capital フリートを編成できると思うけど、でも N3 ほどの運用経験はない。DTF も大規模な Super Capital フリートを持っているけど、様々な理由から N3 のレベルには及んでいないようだ。孫氏は、戦争はすべからく欺瞞である、と言ったかもしれない。でも、ロジスティクスも戦争においてとても重要なものだ。N3 は 対 DTF Coaltion として考えると、この部分で大きなアドバンテージを持っている。

それでは、この戦争は今後どうなるだろう? えーと、まずはここ最近で起きた最も重要な事柄について考察した方がいいだろう。つまり、Legion of Death の N3 への参加とそれによって CFC とのあいまいな関係を断ち切ったことだ。彼らが Geminate に保持してる SOV は、近く GENT の標的となると思われる。驚くようなことじゃないよ。1500人以上のパイロットを味方につけることができるなら、そんなことは大したことじゃない。CFC の存在によって、N3 は個々の戦闘を、DTF が勝利することを防ぐ以上のところまで拡大しようとしていない。N3 は単に開戦前から保持している SOV を守る必要があるだけだ。それ以上に増えてもそれはおまけでしかない。プロパガンダの点でも N3 は有利だ。”悪しき Goons およびそのペット達と戦う” というストーリーは、対抗陣営がそのパイロット達に語る “公正な第3者” や “僕らの Drone Region を取り戻そう” というストーリーよりもよっぽど心に響く。

N3 がすべきことは、生き残り続け、現在の SOV を保持することだ。それによって、彼らは “CFC と DTF を破っている” と主張することができる。少々誇張だけど、それでも強力なプロパガンダだ。僕の心配事は DTF がゴタゴタによって崩壊することだ。CFC が今以上にこの戦争に力を入れてくるということはありそうにない。だって、”公正な第3者” でいることの意義は、 DTF 側が負けたとしてもそれが自分たちのせいにならないことにあるんだからね。正直に言うと、N3 はすべての SOV を失うことになるんじゃないかと思っている。そして、Solar やその他 CFC と友好関係にある組織が東部と南部を獲得することになる。N3 が SOV を失った後どう行動するのか見てみるのは興味深いだろうね。彼らを永久に Nullsec から締め出しておくような城壁を築けるわけじゃないんだから。ああそれと、僕がこういう意見を持っているのは、理想主義だからというわけじゃない。N3、CFC、DTF はどこもそんなに違いはないよ。彼らが高い道徳観を持っているなんていうのは、このゲームにおいてはとんだ思い違いだ。単なるロールプレイでしかないんだから。

CFC がこの戦争の行方に影響を及ぼすとはいえ、彼らがどう影響していくかは DTF と N3 の動向次第だ。DTF の方に流れが大きく傾けば、CFC はその機会を利用して N3 を追い詰めようとするだろう。もし N3 が戦争のプレッシャーによって DTF を崩壊させることができれば、CFC はこの戦争にこれ以上時間とリソースを費やすくことはしなくなるだろう。 “この戦争の興味は誰が勝つかだ” と考える人々がいる一方で、本当の戦略家は “この戦争の興味は、次の戦争への火種がどう蒔かれるかだ” と考える。

DTF/CFC の勝利が Nullsec をつまらなくしてしまう可能性はある。でも、歴史を専攻する学生として、過去中国が統一された時のことについて言及しておきたい。統一された後だって、街の境界でいざこざは起きたし、人間は本能的に、政敵よりも優位にたとうとして、常に内部でドラマを生み出すんだ。僕は不吉な予言の数々についてはそんなに心配していないよ。巨大なブルードーナッツ(*3)なんてものは、夜に子どもたちを怖がらせるための作り話にすぎない。EVE が人間によってプレイされる限り、衝突は起きるのだから。

- Seraph IX Basarab


訳注

  1. DTF vs N3 の戦争が Halloween (10/30) に始まったので、こう呼んでいるんだと思います。
  2. つまり、システムを奪った側は “重要な勝利だ” と、失った側は “取るに足らない損失だ” とそれぞれ主張するだろうという意味と思われます。
  3. Nullsec の地図を見てみると、中央がいわゆる Empire 領域になっていて、その外側を Nullsec が囲んでいます。Nullsec が一つの Coalition 等友好的な関係を持つ組織達によって統一されたとすると、Nullsec の地図は、中央が Empire 領域によって空白になっていて、その周りをお互いにブルーな関係にある組織が占めるという構図になります。よって、統一された Nullsec のことをブルードーナッツという言い方をするようです。
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