ドクトリン成立までの長い道のり

先日、Scythe Fleet Issue Fleetというあまりにもキワモノなフリートを考案して試験運用したが、15名ものロシアンになぶり殺されてお亡くなりになった。Skirmish Linkをガン回し、戦闘前に全員で仲良くStandard X-Instinctを服用したためにシグネチャは60mまで下がり(DDより小さい)、敵の弾を無限にかわしまくるという快挙を果たしたが、ロジが捕まってお亡くなりになった。無限に押し寄せる弾幕をかわしまくりながら、MC HAMMERの”You Can’t Touch This”を熱唱していた罪は重い。

ドクトリンのfitを考えるのはじつに楽しいが、解決しなくてはならない問題も多い。自分一人の、あるいはSmall Gankのfitを考えるときに浮かび挙がる種々の問題に加えて、いくつか念頭に置かねばならないことがある。

・スキルとISKの観点から運用可能か

ドクトリンは自分一人で乗る船ではなく、乗ることが想定されるメンバー全員に搭乗をお願いするもの。極端な話、たとえば自分がCSに乗れるからAbsolutionフリートやろうぜ! と言ったところで3人くらいしか集まらない。TRANS-CORPなドクトリンや巨大なエンティティをもつ集団は、つねにそのあたりのことを考えておかないと、いざ公布して一発目のフリートにDPSが半分もいねぇみたいなことになる。ISKの問題もまぁまぁ大きいが、わりかし「この戦い方ができたら強いんじゃねえ?!」という熱意があれば通ったりする。

・要求するプレイヤースキルは

キャラクターのスキルではなく、プレイヤーの操船技術をおおいに要求するドクトリンは、事前の練習や戦術意識のすりあわせが必須となる。ONI MOAの運用当初は、KEEP AT RANGEでなくORBITを選択してしまったためにレールガンが当たらなかったり、そもそもプライマリーにアンカーしていたりと壊滅的NOOBな状況であった。何回もくりかえし運用することでメンバーの練度は上がっていくが、そもそもわけがわからんくらい操船が難しいfitをドクトリンに設定してしまうと、思ったほどDPSがちゃんと入らなかったり、タンクがさっさと抜けてしまったりと弊害が出てくる。

・戦術は

ドクトリンはソロで成立しない戦術思想を実行するためのシステムだと考えれば、EVEに存在する様々なドクトリンはすべて説明がつく。ONIのRR Vexorなど最たるものだ。ソロで飛ばして、RRする味方がいなくてどうするんだよ!! ってことです。まあこれは極論なんだけどもネ。ドクトリンのfitを考えるときには、戦術をも想定してfitを構築しなくてはならない。ONI MOAの戦術はじつに簡単で、FCのお仕事はプライマリーにKEEP AT RANGE 7500m! と叫ぶだけ。

・戦略は

前項に加えて、どのような戦闘を前提として運用するのかも考えなくてはならない。ストラクチャを絡めた戦闘で運用するのか、ローミングで運用するのか、WHでGANKしまくるのか、HighsecでWardec相手を殺すのか……もしかすると戦略こそが運用する船を決めるもっとも重要な要素かもしれない。

そういうわけで、ドクトリンを考えるときには、自分ひとりだけの責任でもって飛ばす船を考えるよりも、考えることがいくつか多いよ、という貧弱な結論の記事でした。ひとつだけつけ加えるとすると、自分たちがどのような集団なのかを考えてドクトリンを組むとうまくいくと思う。Snuff Boxは超上級者だけを選りすぐった集団なので、スキルが檄重なAbosolution Fleetを運用しているし、Nulli SecundaはRattingができてお金がいっぱいあるので、LogiやSupportまでT3なTomahawk Fleetなるものを運用している。じゃあONIはなんなの? って言うと、まあT1しか飛ばさないけど、本気出したらIshtarとかでもいけるよねっていう話に落ち着くのであった。

おまけ――破棄されたドクトリンのコーナー

・Typhoon Fleet

POS打ちができてレンジが長く、ミッションランナーの方々にも優しいだろう! という考えで選出されたT1BSドクトリンだったが、誰一人としてT2 Cruiseを打てなかったことが災いし、1回の運用で破棄が決定した。このドクトリンは現在の軍事部トップのトラウマになっているので、彼にはやさしくしてあげてほしい。

・SCYFI Fleet

この記事の冒頭でも紹介したスモールギャング用のSCYFIフリート。コンセプト通り、大阪日本橋のでんでんタウンの某ゲーセンに常駐している弾幕ゲープレイヤーばりの弾のかわしぶりを見せたが、こちらの武器が180mm Autocannonだったため、誰一人敵にDPSを与えられないという弊害が発生。ROLLSTONEは死してこの失敗を詫びたが、ONI社員はブチ切れてROLLSTONEをFFし、バイオマス処理場に放り込んだ。

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