[Dev Blog]Theraと砕けたワームホール

Dev Blog – Thera and the Shattered Wormholes より
2014-11-13 18:08 By CCP Fozzie


第七候補地へのワームホール経由の移動は荒れたものだった。シールドとナノプレートはわずかに剥離を起こしている。射出したカメラドローンは、恒星の鮮明な青い輝きを早速映し出した。典型的な青い恒星のA0タイプよりも更に明るい。分析によるとそれの亜種に当たるA0IVタイプらしく、青色準巨星に相当するようだ。恒星の不安定さの痕跡と背景放射により装置がひどくかき乱されている。とりあえず適切な偏光処理が施されたフィルターに切り替えてみると、恒星の恐ろしいほどの美しさに衝撃を与えられた。

センサーはいろいろな種類のいくつかの外部惑星と、それらの地表の内部を表示している。最も内部の2つの惑星は、前の候補地で見られたのと似たように衝突し砕けた痕跡があった。この太陽系は極めて広大で、プローブが幾つものワームホールを検知しているという点で突出している。
これがラッキーセブンというやつなんだろうか。

– 探索船Katydidにて、YC112年7月9日、Zakari Kovalisの日誌より


Thera
勇敢なるカプセラ諸君ごきげんよう!

先週Phoebeリリースが適用されたばっかりだけど、12月9日、つまり1ヶ月もしないうちにやってくるRheaリリースでのいくつもの刺激的な追加要素の詳細について、私ことCCP Fozzieがお知らせするよ。

もしここ数週間のEVEの世界のニュースに注目していたならば、NewEdenにおいて普通じゃないイベントが展開されつつあることに気づいたはずだ。そしてそこには、謎めいたスリーパーが住む’アノイキス*1)‘なワームホール領域も、どういったわけか含まれていたんだ。

これらの新しいアップデートは、スキャンの腕を磨きワームホールの基礎を学ぶ非常にいい機会になるはずだ。

これらのイベントは進行中で、広い範囲で重大な影響をもたらすだろう。私達が今伝えられることは、このイベントの影響の一つとして、Rheaリリースに伴い新たに101のワームホールソーラーシステム(※以下、W-Spaceと書きます)にカプセラがアクセス可能になるということだ
Epicenter
これらのW-Spaceは全て、いくつかの重要な点で既存のソーラーシステムとは全く異なるものとなり、それらは3つに分類できる。

75個のStandard Shattered Wormhole Systemsは、通常のW-Spaceに多くの点で似たものとなる。しかし、いくつかの重大な違いを持つ。

・衛星が存在せず、全ての惑星は砕けている。この現象の理由は、現在の、そして今後のNewEdenのイベントに深く関わっている。
・ストーリーに関連し、なぜこれらが今までアクセス不可能だったのかのヒントとなるランドマークサイトが存在する。これらがMark726の旅行日記に載るようになっても僕は驚かないよ。
・通常のW-Spaceに比べ、システムのクラスに対応するアノマリとシグネチャが多少出現しやすい。
・アステロイドベルトの一種の、デブリ地帯という新しいセレスティアルが存在している。これはほとんどのアステロイドベルトより大きく、豊かなものになる。
・採掘可能なアイス地帯が存在する。W-Spaceでアイスが掘れるようになるのはこれが初めてだ。
・これらの長所として、これらは全て通常の固定穴に加えて、既知領域への固定穴も持っている。ワームホールの交通についてよく知らない人のために説明すると、この場合の固定穴というのはつまり、これらのW-Spaceは常に既知領域(EVEのスターマップに載っている場所)に繋がっているということだ。
・これらは既存のW-Spaceと同様のクラス分類がされ、うちいくつかは既存のものと同様にエフェクト付きの特殊天体を持つ。
・外部から見つけることが可能なように、低確率でこれらへ繋がるワームホールも発生する。

25個のSmall Ship Shattered Wormhole Systemsは、Standard版の全ての特徴を備えつつ、更に以下の特性を持っている。

・Small Ship Shattered Wormhole Systemsに繋がるワームホールを通過できるのは小さい船のみとなる。つまり、フリゲート、駆逐艦、HID(バブルジェネレーターを使用することで質量を減らせるため)のみが進入できる。
・これらは全てクラス1からクラス3水準のアノマリ及びシグネチャが発生するが、クラス6-Wolf Rayetエフェクト(アーマーHP +100%、Smallサイズ兵装のダメージ +200%、シールドレジスト -50%、シグネチャ半径 -50%)を常時受ける。

そして、Shattered systemの中で最も特徴的な1つについてだ。
Wreckage
Theraは、新しい、そして唯一無二のワームホールシステムで、EVEの進行中のストーリーに深く関わり、NewEdenにおける第5の領域を象徴するものになるだろう。

・Theraは非常に広大なW-Spaceで、4つのNPCステーションと非常に多くのワームホール接続が存在する。
・Theraにある4つのステーションはどれもステーションサービスが完備されており、クローン施設、オフィス枠、製造施設も含まれている。スキルクローン契約を置くこともできるし、望むならジャンプクローンの製造も可能だ。
・TheraはHigh/Low/Nullなどへの複数の固定穴を持ち、突発穴や裏穴によりW-Spaceへ繋がることもある。結果として、このシステムはW-Spaceより既知領域に繋がりやすい。
・キャピタル艦が通れる穴はTheraには発生しない(フレイターはぎりぎり通れる)。また、Theraにあるステーションでキャピタル艦を建造することも出来ず、衛星が無いためPOSを係留することも出来ない。つまりTheraにはサブキャピタル艦のみ存在できる。
・Theraは今までEVEに存在したどのソーラーシステムよりも広い。ステーションはシステムの端にある3つの惑星に分散しており、これらの間でのワープ距離は342AUになることもある。ここはとても危険な場所になると思うけれども、この長大な距離と多数発生するワームホールにより、このシステムにあるステーションとワームホールを全て封鎖することは非常に難しいと思うよ。
・Theraの中でDictor及びHIDのバブルを使うことはできるが、ワープ妨害バブルを係留することは出来ない。
・Theraに特殊天体はない。
・Theraではクラス3から4相当のシグネチャとアノマリが発生する。加えて、クラス6相当のガス採掘サイトが発生する。
・Theraでは、新たな星雲、新たな恒星、そしてSisters of EVE仕様の新たなステーションを見ることが出来る。

Undock
Theraのステーションは、サンクチュアリによって組織された遠征調査団によって建造された。彼らのTheraでの活動に関する情報は、今後少しずつ明らかになるだろう。

EVEプレイヤーの新しい要素に対する創造性はいつでもCCPの予測を越えていくことを、僕らはよく知っている。これらのシステムがEVEにどのような変化をもたらすか、少なくともいくつかのパターンを予測してはいるけどね。

Shattered wormhole systemは、POSがあることで交戦を躊躇されがちなW-Spaceの「中立地帯」となるだろう。勇敢なパイロットであれば、本拠地のW-Spaceから出てアイスを掘ったりアノマリを攻略したりすることも出来るだろう。POSが使えないのでここに居住することは難しいだろうけど、きっと誰かがいつものように何らかの方法を見つけると思っているよ。

Theraは、様々な戦い方を模索しているPvPコーポや、マーケットを充実させたい生産者、システムの隠された歴史を探りたい探検家、狩人の目をかいくぐって簡単な収入を得たい冒険家、そして弱者を食い物にしシステムの特殊な地理を活かす特定のPvPerなどを惹きつけ、様々な人の入り混じった場所となるだろう。

常時多数の接続を持つワームホールに住みたいプレイヤーにとって、Theraはとても強く訴えかけると期待している。Theraの住人は毎日隣人が変わり、毎日違うエリアに繋がるということをすぐ知ることになる。

このDev Blogの内容は、Rheaリリースに先駆けてテストサーバーSingularityに適用済みだ。これにはTheraとShattered wormhole systemも含まれている。これらのシステムの探検についてのフィードバックを読むのが待ちきれないよ。美しい、あるいは恐ろしいビデオが取れたらshare@eveonline.comまで送ってほしいな。

Theraへの行き方や探検の仕方についての詳しい情報は、テストサーバーフィードバックフォーラムで見ることが出来るよ。
Ring_Vista
この新しいエリアは、12月9日のRheaリリースで実装されるEVE Onlineの多くの改良点や追加要素のうちの一つだ。製作総指揮者のCCP Seagullが、「Rheaで変わること」をそのうちDev Blogで掲載すると思う。びっくりすることがたくさん書かれているよ。

新しいソーラーシステムを楽しんでくれるといいな。探検は終わらないよ!

CCP Fozzie


訳注
*1)アノイキス(Anoikis):医学用語。細胞は他の細胞などに接触していないと増殖できず、単体ではそのまま死んでしまいます。このような細胞死をアノイキスと呼ぶそうですが、ここでは「切り離された」くらいの意味合いだと思います。

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