[Dev blog] Null調整第二段階:領有権

Dev blog – Politics by Other Means: Sovereignty Phase Two より
2015-03-03 16:09 | By CCP Fozzie


(※原文があまりにも長いので、システムの変更点についての部分だけ訳していきます)

・現在の予定では、領有権機構の変更は2015年6月に行われる。

新しい機構について


エントーシスリンクとは

新しい機構の核となるモジュールについて説明しようと思う。これはEVEの世界のいたるところで、今後何ヶ月も何年も、非常に非常に重要なものとなるだろう。
最近、見たこともないような遥かに高度な技術を擁する謎めいた艦船が、NewEden全体において確認された。それらドリフターズ戦艦の残骸を回収し調査したところ、研究者たちはマインド-マシン-インターフェイスの分野で驚くべきブレイクスルーを得るに至った。
それらによる結果の一つが、カプセラが領有権関係の建造物のコンピュータに対して、ハッキングの必要性を迂回して直接アクセスできるようになる新しいモジュールだ。

エントーシスリンク・モジュールは新しい領有権機構への作用の中心となるものだ。領有権を欲するプレイヤーグループがエントーシスリンクを使うことで、遊びの機会と衝突がもたらされる。
エントーシスリンクはハイスロットに装備するモジュールで、建造物に対して起動することができる。刷新された領有権機構において重要な目標となるのは、TCU(Territorial Claim Units:領域支配用ユニット)、I-Hub(Infrastructure Hub:領域管理用拠点)、ステーション及びステーションサービスだ。
エントーシスリンクはこれらの建造物に対するすべての種類の操作に用いられる。基本的に、自らが所有している建造物に対してエントーシスリンクを使用すればそれの起動や防護ができ、所有していない建造物に対して使用すればそれを停止、リインフォース、あるいは奪取ができる。
重要なこととして、多くのリンクを使うまたは多くのプレイヤーを動員したからといって、エントーシスリンクによる建造物の操作が完了するまでの時間が短くなることはない。
もし1つの建造物に対して2つ以上のエントーシスリンクが異なる「勢力」から同時に使用されていた場合、そのどちらもが無効になり、あらゆる操作のプロセスが一時停止する。これは、片方の勢力がもう片方の勢力より多くのリンクを使用していたとしても同様だ。

領有権建造物に関して、「勢力」は以下の2つの仕組みにより決定する。

  • もし建造物に現在の所有者が存在する場合、その建造物を所有するアライアンスが第一の勢力となる。そしてEVE内でのそれ以外の全員がもう一方の勢力として扱われる。所有アライアンス以外からのエントーシスリンクは、全て同一勢力からのものとして扱われるということだ。つまりこれは、所有者のある建造物を巡る戦闘において、所有者の味方は敵を撃つことで支援をできるが、エントーシスリンクを使っての敵の建造物奪取の妨害はできず、所有者が所有権を奪還するためにできることは何もない。これにより、防衛側のアライアンス自身が少なくとも領土を守るための能力があることを示す必要があり、彼らの味方がどれだけ強いかは問題にならない。
  • もし建造物に所有者が存在しない場合、各アライアンスがそれぞれ別の勢力として扱われる。2つの異なるアライアンスがエントーシスリンクを使用した場合、奪取プロセスは停止する。

ゲームプレイにおけるエントーシスリンクの基本的な流れは以下の図のとおりだ。

とはいえ、これを使うにはリスクが伴う。
エントーシスリンクはかなりのサイクル時間を持ち(T1で5分、T2で2分)、その最初のサイクルが終わるまで、建造物の支配を巡る戦いに影響をおよぼすことはない。
エントーシスリンクを起動することで、そのサイクル中は装備した船が極めて攻撃されやすくなる。具体的には、サイクル終了までワープ/入港/ジャンプができなくなり、あらゆる遠隔支援を受け付けなくなる。
それ以外のエントーシスリンクの仕様は以下のとおりだ

  • 「インフォモーフ心理学」スキル(※ジャンプクローン作成に必要なあれ)が必要。
  • 装備要件は軽く、ハイスロットを使用する。
  • 1隻の船につき1個のみ装備できる。
  • トライアルアカウントでは使用不能。
  • 最大射程はT1で25km、T2で250km。
  • キャピタル艦はこれの使用に制約を受ける。艦種ボーナス(※正確にはペナルティ)として、サイクル時間が400%増加(※つまり5倍)する。(例えば、T2エントーシスリンクをキャピタル艦が使用した場合、サイクル時間は10分になる)
  • 明確なエフェクトグラフィックにより、エントーシスリンクを使用している船ははっきりと分かる。
  • 製造コストはT1でおよそ20Misk、T2で80Miskほどになる。

エントーシスリンクのサイクル時間の長さによって建造物のコントロール奪取までの時間が変わることはなく、サイクルが一旦終了してから建造物のコントロール奪取が始まる。これはつまり、T1リンクを使えば奪取が開始されるまでの時間は長くなり、より長い時間無防備かつ動けない状況にさらされる。しかし、T2リンクを使ってアクセスしたとしても建造物のコントロール奪取までにかかる時間は変わらない。
(※つまり、エントーシスリンクのサイクルが終了してから建造物のコントロール奪取完了までは待機時間があるということです。その待機時間の間、侵略側は防衛側によるエントーシスリンクの使用を阻止しなければなりません。待機時間については後述。)
エントーシスリンクのサイクル時間及び奪取プロセスの時間のどちらもがTidiの影響を受ける。
エントーシスリンクの対象となる建造物に所有者が存在しない場合、全てのアライアンスがそれぞれ1勢力として扱われ、どのキャラクターの建造物奪取のプロセス時間も同じになる。対象となる建造物に所有者が存在する場合、勢力は2つ(一方は所有アライアンス、もう一方はそれ以外)に分けられ、侵略側勢力のキャラクターによる建造物奪取までのプロセス時間は、ソーラーシステムの実効支配による防衛ボーナスによって引き伸ばされる。このボーナスがどのように働くかについての詳細は、この記事の後の方で説明する。

これらの要素により、エントーシスリンクを用いて建造物のコントロールを得るためのもっともよい方法は、対象となる建造物の周辺を軍事的に制圧することとなる。

これらの領有権の変更において、エントーシスリンクは以下の様な操作に用いられる。(詳細は後述)

  • 新しく設置したTCU及びI-Hubの起動
  • 攻撃可能期間において、TCU/I-Hub/ステーションをリインフォースモードに入れる
  • ステーションサービスの有効化及び無効化
  • 領有権確保イベントにおけるコマンドノードの確保

これはつまり、領有権機構におけるすべての部分で、建造物を撃つことがエントーシスリンクに置き換わるということだ。6月の実装以降、領有権がらみにおいて建造物を撃つということはなくなるだろう。

実効支配による防衛ボーナスと他勢力の妨害を考えない場合、TCU/I-Hub/ステーションに対するエントーシスリンクのサイクル終了からコントロール奪取までの時間は10分、ステーションサービスの有効化/無効化は5分かかる。これらは全て構想段階であり、数値に関してはテストや話し合いによって変更される。
エントーシスリンクは、この領有権変更の実装の1ヶ月前に先行して実装される。これにより、プレイヤーはそれを製造し備蓄するための時間を得られる。
エントーシスリンクに基づく機構により、領有権の奪取と防衛が繰り返されることになる。ここまで全部読んでくれているなら、これに価値があることは納得してもらえるだろう。


建造物の自由

新しい領有権機構においては、鍵となる3つの建造物(TCU/I-Hub/ステーション)はそのまま残されるが、それぞれ独立して扱われるようになる。それぞれが独立した機能を持ち、それら3つを同一アライアンスが保有する必要はもはやなくなる(とはいえ、大抵の場合は同じアライアンスが3つとも所有することになるだろうけど)。
新機構において、領有権建造物はそれぞれ1システムに1個のみ存在できる。
領有権建造物の機能は以下の様なものになる。

TCU

この建造物は核の機能、つまり特定のシステムを占拠していること及び防衛の意志があることをNewEden全体に宣言することのみが抽出される。TCUは維持コストをもはや必要としなくなり(維持コストはI-Hubとステーションに分割して移行される)、維持するために他の領有権建造物を保持している必要もなくなる。この建造物によって得られる利益は、スターマップの領有権フィルタ上に登録されることと、アライアンスロゴがどのパイロットにも視認できるようになること、そしてPOSの燃料消費が25%削減されること、になる。
TCUから維持コストが取り除き、手軽な維持コストにすることで、領有権に手を出してみたいアライアンスに対する入門レベルの選択肢を与えられるだろう。
TCUを維持するためにI-Hubやステーションを設置したり防衛する必要がもはやなくなることで、TCUの価値はもはや各アライアンスの目標や野望にされるということだけになる。I-Hubを強化し利益を得るためにTCUが必要になることもない。TCUを防衛する価値が有るかどうかは、もっぱらアライアンスの優先順位による事になるだろう。

I-Hub

I-Hubは引き続き、システムインデックスを有効にし、システムアップグレードをインストールすることでソーラーシステムの環境をより良くすることが出来る。I-Hubは維持コストが必要になり、またストラテジックインデックスがTCUではなくI-Hubの維持期間により決まるようになる。今後も、アライアンスが利益を得るためにこれが利用されるだろう。

ステーション

ステーションも引き続き、入港、艤装、精錬、製造及び市場といったサービスを提供する。ステーションサービスは今後、攻撃ではなくエントーシスリンクにより有効化/無効化することになる。
ステーションサービスを無効化するためには、ステーションを所有しているアライアンス以外の誰かがステーションサービスに対してエントーシスリンクを直接使用しなければならない。ステーションサービスのコントロール奪取の流れは、他の領有権建造物に対するものと同じだ。ただし、有効化/無効化にかかる時間は、領有権建造物のリインフォース及び奪取に必要な時間の半分になっている。
ステーションサービスを再度有効にするためには、ステーションを保有するアライアンスのメンバーのだれかがエントーシスリンクを使用しなければならない。複数の船とリンクを使用すれば、同時に複数のステーションサービスを有効化/無効化できる。新機構においてステーションサービスをコントロールするためには、DPSもリモートリペアも必要ではない。
以前TCUに適用されていた維持コストの一部が、ステーションの維持費として適用される。

SBU(Sovereignty Blockade Units:領有権封鎖ユニット)は新機構において必要ではなく、撤廃される。新機構に残す領有権建造物は4つではなく3つだ。現存するSBU及びそのブループリントは削除され、その分の償還も行われる。


プライムタイム

新しい領有権機構において、各アライアンスは(※1日の24時間のうち)4時間の時間帯を明示することになる。これは執行コーポレーションの特定のメンバーが、コーポレーションマネジメント画面より設定できる。この期間がアライアンスの明確なプライムタイムを表し、アライアンス情報画面及びアライアンスが所有する領有権建造物の情報画面に明記される。
プライムタイムの間、そのアライアンスが所有する全ての領有権建造物が攻撃可能状態になり、(※エントーシスリンクを用いて)リインフォースモードに入れることが出来る。また、領有権建造物のリインフォースモードの解除時刻は、プライムタイムの中でランダムに決定される。アライアンスが所有する全ての領有権建造物は、既にリインフォースモードになっている場合を除き、毎日4時間の間攻撃可能になるということだ。
アライアンスがプライムタイム期間を変更してから96時間が経過するまで、新しいプライムタイムは有効にならない。96時間が経過後、アライアンスが所有する全ての建造物が攻撃可能状態になり、その後24時間以内に再度攻撃可能状態になる(先の攻撃可能状態は変更前のプライムタイム、あとの攻撃可能状態は変更後のプライムタイムに発生する)。その後は毎日、変更後のプライムタイムにおいて建造物が攻撃可能状態になる。
プライムタイムにより、所有している建造物に対する最初の攻撃、そしてそれに続く奪取イベントを、アライアンスが最も戦力を出せる時間帯で迎撃することが可能になる。同じアライアンスが所有するすべての建造物が同じ時間帯に攻撃可能になることで、広く領土を持っているとその全域に対して防衛しなければならず、その時間帯により適応した侵攻勢力が優位性を得ることになる。
攻撃可能期間中は、誰であってもエントーシスリンクを領有権建造物に対して使用でき、リインフォースモードに入れることが出来る。エントーシスリンクのサイクルが完了すればコントロール奪取プロセスが開始し、建造物を所有するアライアンスに対して攻撃を受けた通知が届く。アライアンスは建造物がリインフォースに入れられることを防ぐために対応しなければならなくなるだろう。
エントーシスリンクのサイクル終了からリインフォースモードに入るまでの時間は、妨害がなければ10分から40分かかる。この長さは実効支配による防衛ボーナスにより決まる。侵攻側が建造物のコントロールの奪取プロセスの完了に成功した場合、その建造物は2日後のプライムタイムの中のランダムな時刻までのリインフォースモードに入る。
攻撃可能期間終了時に建造物がコントロール奪取プロセスの途中だった場合、そのプロセスが完了してリインフォースモードに入るか、あるいは所有アライアンスがエントーシスリンクを使って完全にコントロールを取り戻すまでの間、攻撃可能状態が続く。
領有権建造物をリインフォースに入れることが出来るのはプライムタイムの間だけだが、ステーションサービスの無効化はいつでも可能。エントーシスリンクのサイクル完了からサービスの無効化までは5分から20分の時間がかかる(これも防衛ボーナスにより決まる)。


メインイベント

最初の攻撃から約48時間後に領有権建造物がリインフォースモードから解放された時、コンステレーション内各地でランダムに発生するアノマリ「コマンドノード」の奪取を巡る新しいイベントが始まる。
コマンドノードは、同じコンステレーション内であれば各システムの領有権を誰が持っているかに関係なく、どこにでも発生する可能性がある。
コマンドノードは、アノマリスキャナーやセンサーオーバーレイ及びオーバービューを通して見つけることができ、その名称によりどの建造物に関連したものなのかがはっきりと分かるようになっている。コマンドノードの奪取プロセスは、建造物をリインフォースに入れるまでのプロセスと全く同じで、エントーシスリンクをコマンドノードの建造物に用いて、奪取プロセスを進めていくことになる。
アライアンスが個々のコマンドノードを奪取するごとに、リインフォース明けの建造物を巡ってコンステレーション全域で行われる競争が進行していく。同一コンステレーション内で複数の領有権建造物が短い期間で同時にリインフォースが明けるなどすれば、同時に複数の奪取イベントが発生することもありうる。その場合、それぞれのイベントは独立しており、一方の競争の結果が他方に影響をおよぼすことはない。
所有者のある建造物のリインフォースが明けた場合、その建造物に関連するイベントで発生する全てのコマンドノードに対して、実効支配による防衛ボーナスが適用される。このボーナス量は、リインフォースが明けた建造物があるソーラーシステムにおける(最初の攻撃時点での)システムインデックスにより決まる。各コマンドノードがあるシステムのインデックスではない。実効支配による防衛ボーナスについての詳細は後述する。
建造物のリインフォースが明けた直後は、5つのコマンドノードがコンステレーション内にランダムで発生する。複数のコマンドノードが1つのシステムで同時に発生することもある。コマンドノードが奪取されるたびに、新しいコマンドノードがコンステレーション内の何処かで発生する。
加えて、時間が経過すると、コマンドノードが当初の5つを超え新たに発生する可能性が出てくる。この新たに発生したコマンドノードが奪取された場合も、次の新しいコマンドノードがすぐに発生する。これにより、奪取イベントが長く続いたときに均衡を破り、状況を収束することがどんどん簡単になっていく。
一方の勢力のみがコマンドノードを奪取するなどして競争が起こらなかった場合、イベント勝利までに必要な確保ノード数は10程度で良い。つまり、抵抗がなく、防衛側に少なくともアクティブなパイロットが5人いれば、イベントを終了させ建造物の安全を確保するまでに30分もかからずに済む。この最小時間は、防御されておらずシステムインデックスもないシステムを少人数で進行する場合でも同じになると言える。
侵攻側も防衛側も現れなかった、あるいは侵攻側と防衛側が完全に拮抗していたなどの場合、イベントの行方は不明瞭になる。イベントの時間経過に伴い新たなコマンドノードを追加することで、拮抗状態が不安定なものになっていく。奪取イベントの最中にダウンタイムになった場合、状況は保存され、ダウンタイム後にそのまま再開される。
奪取イベントにおいて期待される戦闘の流れは、コンステレーションの地形、関係勢力の規模及び強さ、フリートコマンダーとパイロットの技量により大きく変化すると思われる。侵攻側と防衛側のどちらも、戦力を分割し、流動的な戦いに適応するために機動性を維持しなければならない。それだけでなく、フリート全体を動かす必要がないことから、経験の浅いフリートコマンダーやリーダーが成長するためのいい機会になるだろう。
活発に活動している防衛勢力なら、敵対勢力がノードを奪取するのに必要な時間が最大で4倍になるという実効支配による防衛ボーナスが、防衛戦において非常に有効になる。それだけでなく、ジャンプブリッジ、POS、ステーション及びその他の設備も防衛に役立つだろう。
エントーシスリンクに基づく環境は、現行の領有権機構による規模の大きい静的な環境よりも、流動的で楽しめる艦隊戦の機会を生むはずだ。
僕らはこの新しい奪取イベントに、変化に富んだ楽しめる遊び方の可能性を見ている。そして、コンステレーションの地形が再びEVEにおける重要な点となることにとても興奮している。Nullsec全体におけるコンステレーションの形の多様さは、それが現行の領有権機構に関係しないことからほとんど無視されている。各コンステレーションには、急所、重要地点、特有の移動パターンといったものが存在する。何が出来るかというヒントとして、Dotlanによる異なるコンステレーションの地形の画像を以下に示した。これらは全てNullsecリージョン(Providence)のもので、それぞれ戦術上の環境は全く異なる。





所有者の存在する建造物に対して起こるコマンドノード奪取イベントにおいても、建造物の所有アライアンスが防衛側になり、それ以外の全プレイヤーが攻撃側として扱われる。つまり、防衛側が別アライアンスの支援を受ける場合、攻撃側に対して発砲してもらうことはできるが、コマンドノードに対してエントーシスリンクを使うことは攻撃側の行動として扱われてしまうため、その形の支援は受けられない。これにより、防衛の際に別アライアンスからの強力な支援が受けられるとしても、防衛に成功するためには所有アライアンス自身も十分な人数を展開できなければならない。
奪取イベントにいずれか一方が勝利した場合、残された全てのコマンドノードは不活性化し、消失する。
奪取イベントに防衛側が勝利した場合、その建造物は攻撃不可能状態になり、それは翌日のプライムタイムに攻撃可能状態になるまで続く。リモートリペアなどをする必要は全くない。
TCUまたはI-Hubの奪取イベントで攻撃側が勝利した場合、その建造物は破壊され、誰でも代わりの建造物を新たに設置できるようになる。
ステーションの奪取イベントで攻撃側が勝利した場合、ステーションは48時間のフリーポートモードに突入する。フリーポートモードが終了し次第、アライアンス対抗のコマンドノードの奪取イベントが発生する。


フリーポートモード

ステーションの最初のリインフォース後のコマンドノード奪取イベントにおいて攻撃側が勝利した場合、ステーションは強制的に48時間のフリーポートモード及び2度目のリインフォースモードに入る。この間、ステーションは誰も所有していない状態になり、全てのプレイヤーが入港可能かつ全てのステーションサービスを使用できるようになる。この間は誰もステーションの設定を変更できず、使用料および税金はどのコーポレーションに対しても支払われることはない。入港料も取られることはない。
フリーポートモードのステーションはマップ上ではっきりと確認でき、いつリインフォースモードが終了するかは情報画面において確認できるようになる。
2度目のリインフォースモードが終了したとき、もう一つのコマンドノード奪取イベントが始まる。このときステーションには所有者が存在しないことから、コマンドノードの奪取に際して、実効支配による防衛ボーナスはどのアライアンスに対しても適用されない。それだけでなく、通常のコマンドノード奪取イベントが防衛側と攻撃側の2勢力に分けられるのに対して、フリーポートモード後の奪取イベントでは各アライアンスがそれぞれ他のアライアンスの敵になるという、多勢力による競争になる。各コマンドノードを奪取できるのはそれぞれ1つのアライアンスだけであり、奪取の成功はそれぞれ各アライアンスの得点となり、競争が進行していく。
ステーションのフリーポートモードは、この2度目の奪取イベントが終了するまで続く。このため、戦闘中はだれでもステーションに入港でき、サービスを利用できる。
2度目の奪取イベントに勝利したアライアンスは(それが元々の所有者でも、最初に攻撃を仕掛けた勢力あるいは第三者であっても)、それが誰であれステーションの所有権を得ることになる。その後、勝利したアライアンスのプライムタイムになるまで、ステーションは攻撃不可能状態が続く。


実効支配による防衛ボーナス

実効支配式領土機構というものが、昨年頃からEVEコミュニティの意識において特別な位置を占めるようになっていた。Nullsecが窮地にあり、Nullsecの未来のために選択することと望むことについて申し入れられるなど、それは信じられないほど一般的になっていた。実効支配式領土機構について主張する多くのプレイヤーが存在することは明らかだったが、それを掘り下げてみるとそれぞれ全く異なる機構を想像しているということがわかった。
それが理由で、この変更に対して「実効支配式領土」と名付けるのは躊躇われた。この変更は、プレイヤーそれぞれが想像している「実効支配式領土」というものを完全に反映したものには成り得ないからだ。とはいえ、新しい領土機構において、実効支配式に関して高まった意見の、価値ある要点の幾つかは押さえている。

  • ソーラーシステム内での活動が推奨され、それは防衛に利する。
  • 防衛側(特に、狭い範囲に集中している防衛者)は、拠点の防衛時に明確な優位性を得る。
  • 必要以上に領土を持っているアライアンスは、別勢力から侵略されやすくなる。
  • 小規模フリートで戦闘したり活動を妨害したりすることで、システムの戦略的な防御力を少しずつ低下させられる。

新しい領土機構の最初の実装に向け、侵略者が建造物のコントロールを奪取を遅らせる新たな「実効支配による防衛ボーナス」を、既存のシステムインデックスに結びつけることでこれらの目的を達成しようと思う。

現行の領有権機構においては、システム内のNPCを撃破することでミリタリーインデックスが上がり、システム内で採掘した量によりインダストリアルインデックスが上がる。現在のストラテジックインデックスはTCUの維持期間によって決まっているが、これは代わりにI-Hubの維持期間によって決まることになる。
ミリタリー及びインダストリアルインデックスにより与えられる防衛ボーナスは、同じレベルのストラテジックインデックスのボーナスより150%強いものになる。こういう仕組みにしているのは、単なるシステムの維持よりも実際の活動を推奨するためだ。
防衛ボーナスは、何らかのインデックスが1以上になっているシステム内の、所有者が存在する全ての領有権建造物に適用される。また、その建造物に関するコマンドノードに対しても(それがどこに発生したかに関係なく)適用される。
エントーシスリンクの基本的な働き(2つ以上使っても得にはならず、2つの異なる勢力が使用すると奪取プロセスが一時停止する)は変わらないが、所有アライアンスメンバー以外のエントーシスリンクの使用が完了したあとのコントロール奪取プロセスにより時間がかかるようになる。
現在の案は以下のとおりだ。

所有されている各建造物に対して与えられる最終的なボーナス率は、3つのインデックスレベルによるボーナス値を加算し、それに1を足したものになる。建造物あるいはコマンドノードの奪取またはリインフォースにかかる時間の長さには、この値が乗算される。
インデックスが全て最大になっている場合、攻撃側が建造物のコントロールを奪取するのに必要な時間は、実効支配ボーナスにより4倍になる。
幾つか例を上げてみた。

実効支配による防衛ボーナスの仕組みに関しては、分割及び調整がしやすいよう意図的に設計されている。今後の領有権システムにおいて、活動の度合いを測り、ボーナス向上の対象になる活動を追加することも考えられる。

ユーザーインターフェイス(UI)

この新しい領有権機構には、新たなUI一式もついてくる。各システムごと及び所属アライアンスの領有権建造物全ての状態が明確になるような、全く新しい領有権画面を作成中だ。
以下の画像は試作中のもので、最終的に実装されるまでフィードバック等により変更が加え続けられるだろう。

これは、画面左上に表示されているソーラーシステム情報の新たなUIの例だ。この例では、システム内の領有権建造物がそれぞれ別のアライアンスによって所有されている。それぞれの建造物の状態及び所有者はここで常に確認できるようになり、それぞれの建造物へのアラインおよびワープが素早く行えるようになる。

これは、各ソーラーシステムごとの情報を示す新しい領有権概要画面の例だ。この画面では、そのシステムがコンステレーション内のどこに存在するのか、システムインデックスのレベル、各領有権建造物の状態と所有者及び実効支配による防衛ボーナスの値が示されている。

これは、アライアンスの領有権に関する新しい領有権概要画面の例だ。この画面はアライアンスメンバーのみ閲覧でき、役職によって閲覧を制限することもできる。アライアンスが所有する全ての領有権設備がここで確認でき、種類や状態によるフィルタリングや距離によるソートもできる。この画面では、進行中のコマンドノードイベントのリアルタイムの状況や、どこに戦力が必要なのかを確認できる。

結論

このブログによって、新しい領有権機構の背景が明確になっていること、そして、この変更で領有可能なNullsecエリアに住む全てのプレイヤーの生活に対する光明が見いだせていることを願っている。
2015年の計画において、CCPにとって領有権関係は非常に重大であり、これがNullsecの環境を大きく変えてしまうとしてももはや躊躇はしない。
このブログの冒頭で示した通り、現在僕らはこの変更に関するフィードバックを募集しており、フィードバックについては可能な限り詳細にコミュニティ全体で共有しようと思っている。このブログについてのコメントスレッドは僕らと意見を共有する素晴らしい場になるだろうし、僕らも注意深くコメントを読む。ファンフェストでも、プレゼンテーションやNullsec調整に関する円卓会議などでこの変更に関して話し合う予定だ。この新しい領有権機構は2015年に実装予定で、それまでにこの仕組みをより良くし、フィードバックを取り入れる十分な時間が得られると信じている。もし別の実装日時のほうが好ましいと考えたなら、短い実装間隔を利用して、変更の実装をより適した日時に移すことを躊躇わないだろう。
新しい領有権建造物のリインフォース、奪取及び破壊の概要を示したフローチャートを掲載しておく。これは5年以上前のDominionリリースの告知記事に載せた、DominionSov機構に関する画像と対になるものだ。

この長いブログに時間を割いてくれてありがとう。(※全部訳せなくてごめんなさい)
良い狩りを!

-CCP Fozzie, on behalf of Team Five 0 and the whole EVE Game Design team.

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